バックエンドエンジニアとは?仕事内容・年収【転職方法も解説】

エンジニア

バックエンドエンジニアに関してお調べですね。

バックエンドエンジニアは、アプリケーションの裏側の仕組みを作る重要なエンジニアです。

今回の記事では、現役エンジニアである僕がバックエンドエンジニアの仕事内容や、実際に目指す場合の学ぶべき内容までを紹介。

画像でも分かりやすく解説しているので、ぜひ一緒に見ていきましょう。

バックエンドエンジニアとは?

ユーザーから見えない裏側の仕組みを作るのがバックエンドエンジニアの仕事です。

【用語解説:バックエンドとは】

サーバーにデータの送信や指示を出すための処理を行うプログラムのことです。

ユーザー登録をした際に、ユーザーのデータをサーバーに送るなど、裏側の仕組みがバックエンドになります。

皆さんが普段目にしているWEBのサービスでも、見えない部分でバックエンドのプログラムが動いてアプリケーションを動かしています。

バックエンドのプログラムの例

例えば、SNSでいいね!を押した際も非常に多くの動きがバックエンドで動いているのをご存知でしょうか?

SNSでいいねを押した場合のバックエンドの動きは以下の通りです。

SNSでいいねを押した場合の動き
  • あなたが、SNSいいねボタンを押す【フロントエンド】
  • バックエンドのプログラムがいいねを押した情報を受け取る【バックエンド】
  • バックエンドのプログラムがいいねを押した情報をデータベースに更新【バックエンド】
  • 更新されたデータベースの情報がバックエンドに戻る【バックエンド】
  • バックエンドからフロントエンドに更新した情報を返す【バックエンド】
  • いいねボタンの色が変わり、いいねを押したことになる【フロントエンド】

バックエンドエンジニアは、上記のような見えない仕組みを構築するのが仕事で、アプリ作りには欠かせない重要なエンジニアなんです。

逆に皆さんが目に見えるアプリの画面はフロントエンドと呼ばれています。

バックエンドとフロントエンド

皆さんの目に見えない処理を行うのがバックエンドなのに対して、目に見える部分を作っているのがフロントエンドです。

フロントエンドの開発は、皆さんの目に見える箇所なだけあって、人に向けたデザイン制や使いやすさなど、様々なセンスが問われる仕事になります。

一方でフロントエンドは、コンピューターの処理に近い部分なので、よりコンピューターに負担が少なく効率的にプログラムが動くようコンピューター向けにコードを書く必要があります。

バックエンドとフロントエンドの注意点の違い

【フロントエンド】ユーザー目線になって、人が使いやすいようにプログラムする

【バックエンド】PCの目線になり、処理が軽くなるように効率的にプログラムする

フロントエンドエンジニアに関して知りたい方は、『フロントエンドエンジニアとは?年収・仕事内容【必要な5つのスキルも紹介】』の記事をご覧ください。

バックエンドエンジニアの仕事内容

ここまでは、バックエンドがどのような物なのかという大まかな内容を見てきました。

では具体的に、バックエンドエンジニアはどのような仕事をするのでしょうか?

バックエンドエンジニアの仕事内容は具体的に以下の通りです。

  • バックエンドの仕事内容1.サーバー構築
  • バックエンドの仕事内容2.データベース構築
  • バックエンドの仕事内容3.アプリケーション機能の開発
  • バックエンドの仕事内容4.フロントエンドへの引継ぎ
  • バックエンドの仕事内容5.サービスの保守・運用

一緒に見ていきましょう。

バックエンドの仕事内容1.サーバー構築

サーバー構築はバックエンドの開発におして一番初めに行うべき作業工程になります。

開発を建築に例えると、サーバー構築は家自体の建築で、データベースは家具のような物です。家があって始めて、家具を配置できるのと同じように、開発においてはまずサーバー構築をする必要があるのです。

具体的には構築に必要なツールのダウンロードなどを一通り行った後、プログラミングをおこなってサーバー構築をしていきます。

バックエンドの仕事内容2.データベース構築

サーバー構築が完了したら、データベースを構築していきます。

データベースはデータを洋服と例えるなら、データベースは洋服をしまう収納家具のようなものです。

どの情報をどのようにデータベースにしまうかを考えて、データベースを構築していきます。

洋服を夏物や冬物に分けてしまうように、画像の情報は画像のデータベース、ユーザーの情報はユーザー情報のデータベースといった具合に必要な情報を管理しやすいようにデータベースを構築していきます。

バックエンドの仕事内容3.アプリケーションの機能の開発

サーバー構築とデータベースの構築が終わったら、機能を開発していきます。

ユーザーの登録機能や、予約機能などアプリケーションに必要な機能をプログラミングしていく作業です。

バックエンドの開発はデータベースへの接続やフロントエンドからのデータの受け取りなど関わる箇所が広いため開発には多くの知識が必要になります。

バックエンドの開発に必要な知識
  • 必要な機能を開発するプログラム言語の知識
  • バックエンドとデータベースの接続や更新機能のプログラミング
  • フロントエンドからデータの受け取りをする箇所のプログラミング

バックエンドの仕事内容4.フロントエンドへの引継ぎ

バックエンドエンジニアの仕事は機能をプログラミングしたら終わりではありません。

完成したバックエンドの機能をフロントエンドエンジニアに、説明しフロントエンドの機能を作ってもらうように引きつぐ必要があります。

エンジニアは無言でコードを書くイメージが強いですが、バックエンドエンジニアの場合はフロントエンドのエンジニアとのコミュニケーションも大事な仕事内容の一つです。

バックエンドのエンジニアはフロントエンドのエンジニアとのコミュニケーションが必要なので、フロントエンドの知識もあると効率よく開発が進みます

バックエンドの仕事内容5.保守・運用

サービスの保守・運用はバックエンドエンジニアの仕事の1つです。

保守はサービスに見つかったバグの修正などの作業、運用はサービスが停止などをしないように管理する仕事になります。

アプリケーションがアップデートしてバグが改善したなんて経験ありませんか?バグが改善したのは、エンジニアが保守・運用することで発見されたバグをアップデートによって改善しているからです。

かっこよく機能を開発するだけでなく、地道にバグを修復・改善するのもエンジニアの大切な仕事なんですよ。

バックエンドエンジニア年収

バックエンドエンジニアの年収は、日本の平均年収よりも高い傾向にあります。

具体的なバックエンドエンジニアの給料の価格帯は以下の通りです。

平均年収(フリーランス)876万円
最高年収1440万円
最低年収420万円

バックエンドエンジニアの給料はエンジニアの中でも高い傾向にあります。

一方で必要な知識の範囲も広いため、なるには積極的な学習は欠かせないでしょう。

バックエンドエンジニアキャリアパス

バックエンドエンジニアは、広いプログラミングの知識がつくためキャリアパスも豊富です。

バックエンドエンジニアは将来的に下記の3つの、方向性にキャリアアップできます。

バックエンドエンジニアのキャリアパス
  1. フルスタックエンジニアになる
  2. プロジェクトマネージャーになる
  3. フリーランスになる

一緒に見ていきましょう。

フルスタックエンジニアになる

バックエンドエンジニアは、フルスタックエンジニアになることで、キャリアアップするこができます。

【用語解説:フルスタックエンジニアとは】

バックエンドの開発とフロントエンドの開発両方ができるエンジニアのこと。

一人でアプリのほぼ全ての箇所を開発可能で、給料もエンジニアの中ではかなり高い傾向にあります。

フルスタックエンジニアは、一人で2人分の役割を担えるため給料も高くかなり重宝される存在です。

また企業によってはフルスタックエンジニアを役員として採用している企業もあるので、その後のキャリア形成にもつながりるでしょう。

プロジェクトマネージャーになる

バックエンドエンジニアから、プロジェクトマネージャーになるのも一つの道です。

プロジェクトマネージャーは、開発やプログラミングではなく、人の管理や教育などを行い開発プロジェクトを管理する仕事です。

バックエンドエンジニアと違い、プログラミングする機会は減るので、コードを書くのが好きな人よりも、人の教育やチームのマネジメントが好きな方に向いたキヤリアになります。

フリーランスになる

バックエンドエンジニアは経験をつむことで、フリーランスとして独立することも可能です。

フリーランスになると、会社員とは違い経費などもつかえるようになるため、可処分所得は高くなります。

給料アップを狙うなら、スキルをつけてフリーランスになるのも一つのキャリアです。

バックエンドエンジニアになるには

バックエンドエンジニアになるには、どうすれば良いのでしょう?

具体的にバックエンドエンジニアになるためのステップは以下の通りです。

  • バックエンドのプログラミング言語の学習
  • ポートフォリオの作成
  • 転職活動をする【転職エージェントがおすすめ】

一緒に見ていきましょう。

バックエンドのプログラミング言語の学習

バックエンドエンジニアになるには、バックエンドのプログラミング言語を学習しなくてはいけません。

バックエンドのプログラミング言語を学習することで、コードの書き方を覚えて、機能の開発などができるようになります。

バックエンドのプログラミング言語は複数あり、以下の中から選ぶのが一般的です。

バックエンドのプログラミング言語
  • JAVA
  • Ruby
  • PHP
  • Python
  • JavaScript+node.js

JAVA

世界で最も使われることの多い、バックエンドのプログラミング言語です。

金融系のシステムから、業務効率アプリに至るまで様々な分野で使われているプログラミング言語です。

基本的には、企業向けのサービスで使われることが多く、受託開発やSier(エスアイヤー)とった企業に就職したい方はこの言語を選ぶと良いのでしょう。

Ruby

日本で開発されたプログラミング言語で、WEBアプリケーションの開発に使われています。

JAVAとは正反対に自社でオリジナルアプリを制作している会社で多く使われているプログラミング言語です。

Rubyは比較的難易度が低く、アプリケーションの開発を始めて行う方にもおすすめの言語ですね。

PHP

WEBサイトの作成などの業務を行いたい方におすすめな、バックエンドの言語です。

PHPを記載できると、作成できるWEBサイトの幅も広がり、WordPressのようなCMSの開発にも携われるようになります。

アプリケーションの開発よりも、WEBサイトの作成に興味がある人はPHPを選ぶと良いでしょう。

Python

データの管理や分析・AIの開発ができる最先端のプログラミング言語です。

AIの開発や、作業の自動化など行動なプログラミングを行いたい方が、Pythonを選ぶと良いでしょう。

また最近では仮想通貨で話題のブロックチェーン技術を作る際にも使われている、プログラミング言語です。

JavaScript+node.js

フロントエンドでの言語でもあり、バックエンドでもつかえるプログラミング言語です。

node.jsといわれる物をダウンロードすることで、JavaScriptでバックエンドを開発できるようになります。

小規模な開発に向いていて、個人的にアプリケーションを作成したい場合にも役立つプログラミング言語です。

ポートフォリオを作成

プログラミング言語の学習が完了したら、ポートフォリオのアプリやWEBサイトを作っていきます。

実戦に近い形でアプリケーションやサイトを作ることで、レベルアップにも繋がり、就職する際に『このアプリケーションを作った経験があります。』と企業にアピールすることが可能です。

具体的には以下のポイントにきおつけると良いポートフォリオになりますよ。現役エンジニアが教えるポートフォリオ作成のポイント

  • 日常的な問題解決または、楽しみを与えられるアプリ又はWEBサイトを意識してつくる
  • フレームワークを利用して開発する
  • こだわったポイントを説明できるようにする

3つのポイントを抑えると、面接の際にかなり差別化できるようになるでしょう。私自身もエンジニアになる際は、この3つを意識することで面接を合格しました。

【用語解説:フレームワーク】

プログラミングをする際に、短いコードで効率的に機能の開発などが出来るようになるツールのこと。アプリケーションのバグがないか探すテストを一部自動化できたり、機能の開発を短いコードで記載できたりできるようになります。バックエンドでは、SpringBoot(スプリングブート)(ララベル)などが有名です。

転職活動をする【転職エージェントがおすすめ】

転職する際は転職エージェントを活用して、転職活動をしましょう。

自力でエンジニア転職をしようとすると、想定より低い年収や、エンジニアと関係の無い作業をすることになるなど転職失敗のリスクがあがります。

一方で転職エージェントを使うと、質の良い求人を斡旋してくれたり、好条件の高い年収の転職先を紹介してもらえるというメリットがあります。転職エージェントの利用は無料なので、気になる方は是非一度話を聞いてみましょう。

まとめ

今回の記事ではバックエンドエンジニアにかんする情報を紹介してきました。

バックエンドエンジニアは、ユーザーから見えない仕組みをプログラミングするエンジニアです。

年収も高くかなり、需要のたかいエンジニアなので興味があるかたはバックエンドのプログラミング言語から学んでみましょう。

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